こんにちは、うみたかです。
先日片づけをしていたら昔の通帳が出てきました。
そこにはかつて引き落としで投信の積立をしていた頃の記録が残されていました。
懐かしいなと思いつつ、今回は改めてインデックス投資歴を振り返ってみました。
(今回はコラム的な記事です)
通帳でよみがえった投資歴
「運営者情報」のページや一番最初の記事にも簡単な投資歴を書きましたが、自分でもうろ覚えだったインデックス投資の投資歴が分かってきました。
2008年4月 マネックス証券で投信積立を始める
初めて投信の積立を行ったのは2008年4月、月20,000円からのスタートでした。
安月給だったのと、現金を多めに確保していた、というのもあります
通帳からはどの商品を買っていたのかは不明ですが、私の記憶が確かならば、たぶんマネックス証券の「マネックス資産設計ファンド」です。
設定日が2007年1月なのでつじつまも合います(笑)
バランスファンドでありながら信託報酬が1%を切った(0.9%台)……というのがウリだったように記憶しています(なお現在は税込0.55%とのこと)
この頃は信託報酬はまだまだ高かった……
実はこのファンドとほぼ同時期にセゾン投信から「セゾン・グローバルバランスファンド」という商品も登場していました。
2008年6月 セゾン投信で投信積立を始める
セゾン・グローバルバランスファンドは今でいうところの債券も含まれたオルカンという感じで、初心者はこれ1本買っておけば良い的商品であったように記憶しています。
当時インデックス投資家の間でかなり話題になっていた記憶
こちらは0.7%台の信託報酬で、当時としてはかなり抑えられていました(現在は0.56%±0.02%程度とのこと)
マネックス資産設計ファンドを買い始めてからセゾン・グローバルバランスファンドの存在を知ったため、マネックスの積立は3回で終了。
早すぎて草
2008年6月からはセゾン投信での積み立てを開始します。
その数ヶ月後に、かの有名なリーマンショックが起きます。
2008年9月 リーマンショック発生 損益マイナス時代
積立を始めてわずか3ヶ月程度で発生したリーマンショック。
当然ながら損益はマイナスに転落しました。
個別株投資時代も、始めてしばらくしてライブドアショックに見舞われ、今回もまた暴落。
もしかして投資の神様にそっぽ向かれているのでは? と思いつつ、始めたばかりだったのが逆に良かったのか、引き落とし中止の手続きが面倒くさかったのか、積立をストップすることはありませんでした。
それどころか2010年3月から月額20,000円→25,000円に積立額をアップしています。
リーマンショック前が3ヶ月、ショック後1年半ということで、買い続けているあいだに平均取得価格はどんどん下がっていたと思われます。
今思えばよく退場しなかったものです(笑)
2012年8月ごろ 事態好転 自分でポートフォリオを組む
リーマンショックからようやく立ち直ってきた頃、より信託報酬が低い個別の投資信託を自分でポートフォリオを組んで買う手法でやってみようと思い、4年続けたセゾン投信での積立に別れを告げて、SBI証券で様々な投資信託を組み合わせて買うことにしました。
2012年8月ごろのことでした。
国内債券(個人向け国債含む)25%、国内株式5%、先進国債券10%、先進国株式35%、新興国株式15%、国内リート3%、海外リート2%、世界中小株5%
この頃にはすでに個人型確定拠出年金(iDeCo)を始めていたので、そちらも含めたパーセンテージになります。
この頃はiDeCoも含め月額8.3万円ぐらい投資にまわしてたかな
この8種類の投資信託を毎月買い、年に1、2度リバランスしていました。
株式については、先進国株式の比率を多めにとっていました。
これが資産の積み上げに貢献してくれたように思います。
国内債券の比率は25%にしていましたが、今思えばまだ若かったので、もっと比率を下げても良かったかもしれません。
感覚的に自分のリスク許容度はもっと高かったという印象です(この辺は人によります)
これはちょっと後悔している
月に1回、8商品の集計していたのですが、これはなかなか面倒でした。
それでも約10年続きました。
2022年 オルカンに移行 現在のスタイルへ
その間、NISA制度誕生などの影響もあり、インデックス投信の信託報酬はグングン下がっていきました。
そして、2018年にはついにeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が誕生。
全世界株でしょ? 信託報酬間違ってませんか? というほど低くてビックリしました(笑)
それでもしばらくは個別投信を買っていましたが、オルカンの国別比率が自分にとってほぼ理想的だったこと、海外債券をポートフォリオに組み入れる必要性は薄いという説もあること。
なお↑の記事は2018年7月のものです
そして何より、今までやっていた月イチ集計がとにかく面倒だったこと。
それだけトシをとったということか
ぎくっ
まさにトシをとったのですが、これからさらにトシをとったときの取崩しで苦労するだろうとも。
これらを総合的に判断し、オルカン+個人向け国債という現在のスタイルへの移行を決めました。
2022年のことでした。
振り返れば2022年は株価が不調だった年。
その年に移行したので、まだ2年程度しか経っていないにもかかわらずかなりの含み益が出ています。
移行の際にはどうしても税金がかかるので、おそらくそのまま個別投信の積立をしていた方が効率は良かったとは思いますが、管理がすごく楽になったので、その点は仕方がないと割り切っています。
なお、インデックス投資を始めてから今日までの概算の損益率はプラス66%程度でしょうか。
(iDeCoの損益率は100%以上なので、安全資産の比率、税金がマイナスに働いていると考えられる)
これが高いのか低いのかは分かりませんが、少なくとも預金だけではここまで増えないので、15年前にインデックス投資を始めたことは、本当に良かったと思っています。